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社長の相談相手は中々いないー“ひとり経営”を支えるAIの話




ひとり経営


話せないまま、社長が抱えていること


「正直、誰に相談したらいいか、わかんないんだよね」

中小企業の社長と話していると、時々、こんな言葉がこぼれます。

別に、大きな悩みじゃないこともある。 でも、「誰にも話してないこと」って、実は経営の中で山ほどあるんです。



小さな“気がかり”が積もっていく


たとえば──

  • 売上が伸び悩んでるけど、本当は“何が効いてるか”がよくわからない

  • 新しいシステム、入れたほうがいいとは思ってるけど…時間もないし詳しくもない

  • 総務の◯◯さんに、ITのこと任せてるけど、本人も正直困ってそう

  • あの取引先、そろそろ条件見直したいけど、タイミングがわからない

  • 朝礼で何か言わなきゃと思うけど、パッと出てこない


──これ、全部、日々の中にある「小さなひっかかり」。 でも、整理されず、調べられず、誰にも聞けずに、 なんとなく“放置”されてしまうことがよくあります。


思考が止まるとき、判断も止まる


実際、そうした“気になってるけど後回し”が積もると、 本来は5分で決められたことが、何週間も机の上に残っていたり、 社員とのちょっとしたすれ違いが、大きなモチベーション低下につながったりします。

「社長としての判断」が滞るのではなく、 「社長の思考そのものが、詰まってしまう」。

この状態をどうにかできないか?と、ずっと考えてきました。



考える


テクノロジー:AIが“話し相手”になれるかもしれない


社長がひとりで抱えてしまう理由のひとつは、 「これは自分が決めることだから」と思い込んでしまう空気かもしれません。


もちろん最終判断は社長の役目です。 でも、それ以前に「誰かに話して整理するだけで、答えが見えること」もある。

たとえば、自分で考えているうちに堂々巡りになったり、 話すときに「言葉にする」ことで初めて気づくことがあったりします。


これまで社長が“自分で何とかするしかなかった”領域に、 今ならもうひとつの選択肢が加わるかもしれません。


それが「AI」というパートナーです。


いま、生成AI(GPTなど)は大きく進化しています。 そしてこの技術は、単なる文章生成ツールではなく、 「人の思考を支え、行動に導くパートナー」に近づいています。


大げさじゃなく、 ちょっとした問いかけ── 「今週、何から手をつけるべきか」 「この社員に、なんて声かけたらいいか」 「今の業務のムダって、どこにあるんだろう」

こういった問いに、ちゃんと“返してくれるAI”が生まれはじめています。


社長のように、誰にも相談できない立場の人にこそ、 AIは「壁打ち」や「構造整理」の相手として、 本当の力を発揮します。


無料で試せる、「経営補佐GPT」という試み


社長の考えや気持ちをまとめるには、“壁打ち”の時間が、必要なのでは?がスタートになりました。


だけど、相手がいない。時間もない。

しかも話す内容は経営、システム、業務、人、取引先……多岐にわたる。


ならば、現在の生成AI(GPTなど)なら、そういったことが出来るのでは?という発想をガイドに、カスタムGPTの開発が始まりました。


「社長をまるごと受け止めてくれるAIはどんなものにしたら」と考え、基本設計・詳細設計へと進みました。私たちVision-AIでは、そんな“話せないまま手がつかないこと”に向き合うために、 経営補佐に特化したカスタムGPTを開発し、 誰でも使えるように無料で公開することにしました。


現在、準備をしていますが、別のブログで紹介します。


「AIって、こんなことまで支援できるのか」 そう感じてもらえるような仕上がりになっています。


まずは、ちょっと話しかけてみてください。 「誰にも聞けないこと」から、案外、変わっていくかもしれません。 言葉にできるだけで、社長の思考はまた前に進みます。

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